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実績・制作事例

サイトにチャットボット設置

1. 自社サイト専用のチャットボットシステムの全体像

ページの右下にチャットボットが埋め込まれているサイト、結構見ます。
確かに便利ですよね。サイト訪問者の観点でみると、質問したら即座に答えてくれるのですから、自分でページを読み込む手間も少なくて済みます。
IT系の調査では、チャットボットを導入するとサイトのコンバージョンが飛躍的に上がるというレポートもあります。

需要も多いのかもしれませんね。埋め込み型のチャットボットサービスを検索するとかなり見つかります。

さて、このチャットボット、
ChatGPTの普及と汎用性の高さから、数年前と比べると実装の難易度が格段に下がり、今となっては外部の月額サービスを使わなくても、割と容易に自力で自社サイトに組み込めるようになってきました。
ということで今回は、ChatGPTを使って自社サイトに自社サイト専用のチャットボットを組み込む事例について、ご紹介します。
 
当社の課題解決ページで実際のチャットボットを利用いただけます。
https://kaiza.jp/solutions/

仕様

  • チャットボットが表示されているウェブページの内容、および事前に準備するテキストファイルに基づいて、多言語で質問を受け付け回答する
  • チャットボットのシステムは独立したサーバーに置く。このサーバーは、誰でも簡易に構築できるようなサーバーとする
  • ユーザーの質問に対する回答はAIがおこなう。そのAIはOpenAIのモデルを使う

以上の仕様で進めていきます。

システムの全体像

システムの全体像は下図のとおり。
サイトとAIとの間にAPIシステムをかませて、ここにチャット部のメインタスクを担ってもらいます。

【ポイント】

  1. のちのち複数のサイトとの連携もできるように汎用性も意識して、チャットボットAPI部(黄色部)はチャットボット設置元サイトのウェブサーバーとは分ける。
  2. チャットボットAPI部はPythonプログラムだが、軽量で複雑な機能を必要としないため、設定が簡単で気軽に開始できる AWS Lightsail で構築。
  3. チャットボットAPI部は、Ubuntu LTS上で、Python仮想環境、Gunicorn、Nginxという、一般的な構成を採用。

 
以上ポイントを整理した上で、次回より実際に仕組みの構築に入っていきます。