WORKS

実績・制作事例

チャットボット型見積シミュレーター

1. チャットボット型見積シミュレーターの全体像

製品を選んで数量や条件を入力すると見積金額が自動で出てくるサイトをたまに見かけますね。
今回はこの見積シミュレータをチャットボットを使って実現してみたいと思います。
 
【重要】この事例は、当サイトの別テーマ「サイトにチャットボット設置」にてチャットボットを作ったうえで、それをカスタマイズする方法を紹介するものになっています。
したがって、事前に当サイトの別テーマである

サイトにチャットボット設置
https://kaiza.jp/works/chatbot/

を読んで理解してから、こちらのテーマを読み進めるようにしてください。


それでは構築開始です。

全体像

まず、システムの全体像を確認しておきます。

チャットボット型見積シミュレータの全体像

【ポイント】

  1. チャット上でユーザーとの対話をおこない、見積条件をヒアリングする
  2. AIに価格表とユーザーの入力内容を渡し、見積計算に必要な条件(パラメータ)が揃うまで対話を続ける
  3. 見積条件が揃ったら、別途用意した見積もり計算ロジックで、価格表にある計算式を実行
  4. 見積金額をチャットに表示

AIにおまかせだと、計算間違いが頻発するので、計算だけはプログラムでおこなう仕組みです。

ファイルのディレクトリ

改めてファイルのディレクトリを把握しておきましょう。


 
AIチャットボットを作った際、すでに chat.py で「設定によって呼び出すメソッドを分けるフロー」はできあがっているので、今回は設定の変更と価格表作成、handlers/chat_estimate.py の作成をおこなうだけです。
 
次章は設定ファイルや価格表を作成します。